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依頼書の書き方。目的・現状・課題・希望条件の埋め方

 初回公開 2026年9月18日 PRONOWA 運営

何を書けば、合う専門家から提案が来るのか。PRONOWA の依頼書の 4 つの欄を、そのまま埋められる形で解説します。

PRONOWA で専門家を探すときは、依頼書を書いていただきます。分野を選び、目的・現状・課題・希望条件を埋める形です。

「何を書けばいいか分からない」というご相談が多いので、欄ごとに書き方をまとめました。**30 分で書けます。**うまく書こうとしないでください。正確に書くほうが、良い提案が来ます。

依頼書は「選ばれるため」ではなく「選ぶため」に書く

求人票のように、自社を良く見せる必要はありません。依頼書の役目は、合わない人に応募してもらわないことです。

内情を隠して書くと、合わない人から提案が来ます。会ってから「実はこういう事情で」と説明することになり、双方の時間が減ります。

分野を選ぶ

PRONOWA には 12 の分野があります。迷ったときの決め方は 2 つです。

  1. **困っている業務が、どの部門の仕事かで選ぶ。**数字なら財務経理、人と組織なら労務、業務の流れなら業務改善。
  2. **どの分野か決められないときは、いちばん近いものを 1 つ選ぶ。**分野をまたぐ課題は珍しくありません。提案の中で「こちらの分野も要ります」と教えてもらえます。

目的の欄

「この依頼が終わったときに、何がどうなっていてほしいか」を書きます。

書きにくいときは、次の型に当てはめてください。

〇〇(業務・数字・状態)を、〇〇(いつまで)に、〇〇(どうしたい)。

例:

  • 月次決算を、来期の始まりまでに、翌月 10 日に出せるようにしたい
  • 就業規則を、年内に、いまの働き方に合う形へ直したい
  • 主要 3 製品の原価を、半年以内に、製品別に出せるようにしたい

**「効率化したい」「強化したい」だけでは足りません。**何がどうなれば終わりかを書いてください。

現状の欄

**いま何が起きているかを、事実で書きます。**評価や感想は書かなくて構いません。

書く材料は 4 つです。

  1. 数字。件数、日数、人数、金額。「遅い」ではなく「翌月 25 日」。
  2. 担当。誰がやっているか。何人か。その人の経験年数。
  3. 使っている道具。会計ソフト、勤怠、販売管理、表計算ソフト。名前を書いてください。
  4. これまでの経緯。以前に外部へ頼んだことがあるか。あるならどうなったか。

4 番目は書きにくいところですが、書いてあると提案の質が上がります。「前回うまくいかなかった」という情報は、進め方を変える手がかりになります。

課題の欄

現状と目的の間にある、詰まっているところを書きます。

分けて書くとうまくいきます。

  • 人の問題。担当が 1 人しかいない、引き継ぎがない、経験がない。
  • しくみの問題。手で転記している、二重に入力している、確認する人がいない。
  • 判断の問題。基準がない、決める人が決めていない、前例がない。

3 つ全部を書く必要はありません。**当てはまるものだけで構いません。**分からなければ「分からない」と書いてください。それも情報です。

希望条件の欄

ここは、合わない提案を減らすための欄です。

書く項目は 5 つです。

項目 書き方の例
稼働の目安 週 1 日、月 20 時間程度
場所 原則リモート、月 1 回は来社してほしい
期間 まず 3 か月、続けるかは 3 か月目に判断
契約の形 業務委託(毎月定額)
予算の幅 月 〇〇 万円〜〇〇 万円

予算は、書いたほうがいい

「相場が分からないので書けない」というお声をよくいただきます。**幅で書いてください。**上限だけでも構いません。

予算を書かないと、提案が来てから金額の話になり、合わなければそこで終わります。書いておけば、合う人だけが提案します。**書いた金額が安すぎれば、「この範囲ならここまで」という提案が返ってきます。**それも判断の材料になります。

場所は正直に書く

「フルリモートで」と書きながら、実際は月に何度も来てほしい、という依頼があります。これは後で必ずもめます。来てほしいなら、頻度を書いてください。

書いたあとの確認

送る前に、次の 3 つを確認してください。

  1. **社内の誰かに読んでもらう。**書いた本人には当たり前のことが、外の人には通じません。
  2. **専門用語と社内用語を減らす。**自社だけで通じる略語は、正式な名前に直すか、注を付けます。
  3. **窓口の名前と、返答できる曜日を書く。**提案が来てから返事が遅いと、良い人から順に別の依頼へ行きます。

悪い依頼書と、良い依頼書

同じ会社の同じ課題を、2 通りに書いてみます。

直す前

目的: 経理を効率化したい 現状: 経理の人が辞めてしまい、社長が見ている 課題: 時間が足りない 希望条件: なるべく安く、すぐに来てほしい

これでは、誰に何を頼みたいのか分かりません。「経理」と言っても、記帳なのか、月次決算なのか、資金繰りなのかで、来る人が変わります。

直した後

目的: 月次決算を、来年 4 月までに、翌月 10 日に出せるようにしたい 現状: 6 月に経理担当(勤続 12 年)が退職。いまは社長と総務の 1 人が分担。会計ソフトは弥生、請求は表計算ソフト。前月分が出るのは翌月 25 日ごろ。3 期分の決算書と試算表は出せる 課題: 引き継ぎ資料が無く、どの処理がなぜそうなっているか分からない。売掛の消し込みが手作業で、月末に 3 日かかっている 希望条件: 週 1 日、原則リモート、月 1 回は来社。まず 3 か月。業務委託(毎月定額)。月 15〜25 万円

長さは 2 倍ですが、**書くのにかかる時間はほとんど変わりません。**事実を並べただけです。

依頼書を書くと、社内が整う

依頼書を埋めていくと、社内で決まっていなかったことが見えてきます。

  • 目的の欄が書けない → 何を直したいのかが、社内で合意できていない
  • 現状の欄に数字が入らない → 現状を測っていない
  • 課題の欄が「時間が足りない」だけ → 原因を見ていない
  • 希望条件の予算が書けない → いくらまでなら出す価値があるかを決めていない

**書けなかった欄が、いちばん先に社内で決めるべきことです。**専門家に頼む前に、ここだけ 30 分の会議で決めてしまうと、あとが速くなります。

提案が来てからの見方

提案は、金額だけで比べないでください。見るところは 3 つです。

  1. **こちらの課題を、言い換えて書いているか。**そのまま写しているだけの提案は、読んでいない可能性があります。
  2. 最初の 1 か月に何をするかが書いてあるか。「まず現状を把握します」で終わっている提案は、進め方が決まっていません。
  3. **やらないことが書いてあるか。**範囲を線引きできる人は、実務を分かっています。

よくある質問

Q. 課題がはっきりしていません。それでも依頼できますか

できます。その場合は、**目的の欄に「課題を整理したい」と書いてください。**現状の欄に事実を並べ、課題の欄には「何が原因か分かっていない」と書けば十分です。最初の 1 か月で現状を整理してもらう、という形の提案が来ます。

Q. どのくらいの長さで書けばいいですか

各欄 3〜5 行、全体で 400〜800 字が目安です。**長く書くほど良いわけではありません。**数字が入っているかどうかのほうが効きます。

Q. 提案が来なかったらどうなりますか

分野、稼働の目安、予算の幅のいずれかが合っていない可能性があります。順に広げてみてください。**PRONOWA は、必ずどなたかをご紹介するとお約束するものではありません。**提案が集まらない場合は、条件の見直しをご相談ください。

出典と確認日

  • 依頼書の欄の構成は、PRONOWA アプリの依頼書の画面にもとづいています。画面の項目は変わることがあります。最新の画面をご確認ください。確認日 2026-09-18
  • 発注にあたって示すべき取引条件(業務の内容、報酬、支払期日など)については、ガイド「フリーランスに仕事を頼む企業の義務」と、そこに挙げた官公庁の案内をご確認ください。確認日 2026-09-18

**このガイドに料金の相場は書いていません。**分野・経験・稼働量で大きく変わり、根拠を示せる公表データが無いためです。予算の決め方でお困りの場合は、幅を広めに書いて提案を見るのが、いちばん早い方法です。次回の見直しは 2026 年 12 月を予定しています。

このガイドは公開情報をもとに AI の補助で下書きし、PRONOWA 運営が確認・加筆しています。 このガイドは一般的な考え方をまとめたもので、個別の助言ではありません。個別の判断が要ることは、弁護士・税理士・社会保険労務士にご確認ください。